2社間ファクタリングのメリット

2社間ファクタリングでは、売掛債権が発生した後、ファクタリングが必要だったと判断した後に申し込みをする形となっています。この場合、クライアントなどの売掛先とは交渉して同意してもらったりする必要がなく、ファクタリング会社の審査に通ることができればファクタリング契約ができるようになります。

後は売掛債権の譲渡登記をすれば、手数料などを除いた金額を手に入れることができるようになります。このように2つの会社の間でおこなわれているファクタリングのではことを2社間ファクタリングと呼びます。

このスタイルの大きなメリットの一つが、前述した売掛先への連絡が必要ないということです。売掛先にもしファクタリングをおこないたいということを連絡しなければならない場合、その連絡によって売掛先から取引中止と連絡がきてしまう可能性も出て来ます。

売掛債権を利用して資金を調達しなければならない状態だと相手に知られてしまうからです。

もちろん全ての売掛先がそのような対応になるわけではありません。ただ、売掛先との関係によっては、取引に大きな影響を及ぼしてしまう可能性がどうしても出てきてしまいます。しかし2社間であれば売掛先への連絡をする必要がないので、取引になんらかの影響を及ぼしてしまうリスクがかなり減るのです。

また、もう一つのメリットが即日資金を調達することも十分可能だということです。ファクタリングには2社間だけでなく3社間のものもあります。3社間の場合は、実は2社間では不要だった売掛先への通知が必要となります。そのため、売掛先に連絡をしてた承諾書を回収しなければならず、その時間がどうしてもかかってしまうことも少なくありません。

しかし2社間の場合は売掛先に連絡をする必要がないので、ファクタリング会社によっては即日での資金調達も可能となるのです。

もちろん、絶対にその日のうちに資金が手に入るとは限りませんが、短期間での資金調達が可能です。資金調達法としては金融機関に融資を依頼する方法もありますが、金融機関に融資を依頼するよりもはるかに早く資金調達ができる点も、2社間ファクタリングの大きなメリットだと言えます。

このように、2社間ファクタリングでは、売掛先に連絡をする必要がないので、利用しやすいというメリットと、短期間でも資金調達ができるという主に2つのメリットがあります。ファクタリング自体、資金調達の方法として推奨されていることもあり、選ばれることも増えてきている状態です。